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わが街・この人

我が街この人 vol.61

劇団A.C.O.A主宰・演出 鈴木史朗さん(36歳)

栃木県北地域で、何かに頑張っている人をリレー形式でお届けします。
お名前:鈴木史朗さん(36歳)
ご職業:劇団A.C.O.A主宰・演出
工 房:那須郡那須町豊原丙4134-11
TEL&FAX:0287-72-5952
ご紹介者様:那須町アートショップ向さん
向井さんのご夫妻には、良くしていただいてます!
那須に拠点を移したのが2000年ですので、はや7年の年月がすぎました。4号線をひたすら白河方面に向かい、福島に入ってしまうじゃないのというところで左方面へ。樹木生い茂るところにアトリエがありました。
俳優さんってどんなかなと内心ワクワクした気持ちで訪れました。そこには、予想を裏切らない背の高いグットルッキングなお方がいました。それだけではなく、話をしているうちに鈴木ワールドに入り込んでしまうようなオーラを感じたのでした。初対面でもまるで、10年来の友人だったかのような錯覚をもってしまうほど気さくさがありながら、こと演劇に関しては、強い信念を持ったそんなお方だと…。
団員は現在3名。写真の女性は劇団をマネジメントするオフィス瓢の菊池さんです。鈴木さんは構成・演出・出演と大活躍なんですよ!
さて、何故に那須へ拠点を移されたのですか?前からお好きだったのですか?との質問には『どこでも良かったんです。東京じゃなければ。いろいろ探したんですけど、たまたまこの物件が大きさの割に安かったんで』とのこと。
ま、そういうものですよね。2000年頃といえば、あのサリン事件を引き起こした宗教団体が近隣の大田原市に根城を構え住民運動真っ盛りの時でした。鈴木さんたちもご多分に漏れず、疑いの目を向けられ、警察やら消防に通報をされたそうです。
それで、地域の皆さんをお招きして上演したんです。それ以降少しづつ地域の方たちにも認めていただき、こうして活動を続けているわけです。
この地方での公演は、このアトリエですることが多いですが、首都圏や、宇都宮でももちろん行われます。チケットは、オフィス瓢(ひさご)で承りますが、那須の遊クラフトさんなどでもお買い求めいただけます。
この秋は、共生シリーズ『翻身』が9月30日にこのアトリエで千秋楽を迎えたばかりです。これは、宇都宮在住のモダンダンサー妻木律子さんとのコラボ作品で、9月7日横浜のSTスポットを皮切りに、宇都宮のbe off,そして那須での公演を終えたばかり。
日本人ばなれしたダイナミズムと日本人特有の精神世界を併せ持つダンサーの妻木さんと鍛錬された肉体と確かな語りのA.C.O.Aの演劇とのコラボは、リピーターが出るほど好評だったようです。
鈴木さん演出の共生の彼方へシリーズは今回の『翻身』、そして前作『霧笛』があります。大自然との共生、地域との共生。鈴木さんのそんな思いが案内状の写真にありましたので紹介します。舞台はどれもこれも那須高原で、モデルは鈴木さんです。
秋以降はどんな作品とであえるのでしょうか?次回作にはこれから構想を練るのだとか。でも、ここだけの話次回は江戸川乱歩原作のものだそうです。どうぞお楽しみに!
いや~那須にもこのような劇団があったのですね~。うれしいやら誇らしいやら。今まで、らくりん座さんしか知りませんでしたから~。今後の活躍をお祈りいたします。