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わが街・この人

我が街この人 vol.64

ミルフルールフラワースクール主宰 木下 順子さん

栃木県北地域で、何かに頑張っている人をリレー形式でお届けします。
お名前:木下 順子さん
ご職業:ミルフルールフラワースクール主宰
工 房:那須塩原市黒磯505-54-203
TEL:0287-62-4655 FAX:0287-63-9396
ご紹介者様:木工屋平山さん
お互いに那須町のcafe”K”さんに作品を展示している間柄です。
木下さんは、生花のアレンジメントの教室も開いていますが、ここのところ、木の実やスパイスをモチーフにした作品つくりを精力的に行っています。クリスマスの時期にこそ、松ぼっくりを使ったリースなどを見かけますが、木下さんのは、格が違います。右のリースを見てください。小さな素材をこれだけ均一にまとめているのです。ひとつひとつ丁寧にワイ ヤーを かけ、形を整えるのですが、まさに神の手です。  このクラフトとの出会いは、ウェディングブーケでした。
『その起源に興味を持ち調べていく中で、元来ブーケは木の実で作られていたことを知ったんです』
天然の素朴な素材で、なおかつ華やかであるところに惹かれたんです…と。
ヨーロピアンクラフト
木の実とスパイスを使ったヨーロピアンクラフトは、ザルツブルクが発祥の地でドイツやイタリアを中心に、ビーダマイヤー期(1814~1846)に盛んに作られたようです。
今では、簡単に手に入るスパイス(グローブ等)も当時は、大変貴重で富の象徴だったようです。特徴は、ブリオンと呼ばれる装飾ワイヤーで華やかに飾り付けをし、パールビーズや、布花などを組み合わせて作っていくのです。木下さんは、この伝統的な手法にオリジナリティーを加えて製作をし、生徒さんにも教えているのです。左のブーケは、初心者さん用です。

馬蹄形の壁掛けや、帽子型のものは、典型的なヨーロピアンクラフトです。12月中、那須町のcafeKさんに展示してありました。また、この花かごの作品は、ブリオンを使った細かい装飾ですが、中世ヨーロッパの伝統クラフトを見た感じです。
作品には、それぞれ名前が付けられ、購入できる物もあるようです。
昨年12月5日に前述のcafeKさんで木下さんのレッスン&ランチの会がありましたので飛び入り参加させていただきました。『くるみのバスケット』2個を教えていただきながら完成させるというコースでしたが、生徒さんと先生共々わきあいあいの時間でした。
昨年12月5日に前述のcafeKさんで木下さんのレッスン&ランチの会がありましたので飛び入り参加させていただきました。『くるみのバスケット』2個を教えていただきながら完成させるというコースでしたが、生徒さんと先生共々わきあいあいの時間でした。
胡桃や、他の木の実は、先生があらかじめきれいにして持ってきてくださるのですが、自分でする場合は、種を取って湯 通しをして乾かすと虫がでないとのこと。ブリオンは花屋さんなどで売っている場合があるとのことですが、なかなか見つけるのが難しい代物です。素材をフォームに 挿す際には、ワイヤーの長さを整え、木工ボンドをつけて挿しいれます。説明を聞きながら完成するまで約2時間でした。こういったワークショップは、月に数回那須塩原のプリオール画廊、那須の愛宕山ガーデンなどで行われます。
レッスン日等の詳細はミルフルールのHPでご確認ください。http://www2.ocn.ne.jp/~fleur/index.html
この熱心な生徒さん達を見よ!皆さん満足の出来上がりで楽しいひとときをお過ごしのようでした。先生は近い将来ヨーロッパの教会めぐりをして、ヨーロピアンクラフトをさらに勉強したいのだとか。美しいものに囲まれたお仕事で羨ましい限りです。今後の更なるご活躍を期待しています!