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わが街・この人

我が街この人 vol.97

㈱TMRプロモーション 専務取締役 山口 波津子さん(39歳)

栃木県北地域で、何かに頑張っている人をリレー形式でお届けします。
スタッフ勢ぞろい!
スタッフ勢ぞろい!
■お名前:山口 波津子さん(39歳)
■ご職業:㈱TMRプロモーション 専務取締役
■ご住所:栃木県矢板市立足453-1
■TEL/FAX:TEL:0287-47-5129/FAX:0287-43-7066
■URL:http://www.tamiton-rw.jp/
■ご紹介者様 パン工房GRANDIR. 坂本さん
レース中に出すブースにて『パンを販売したい!』と、山口さんがお願いしたのがパン工房GRANDIR.さんでした…繋がりです
今回ご紹介する山口さん(上写真右から2番目の女性です)は、バイクレースをプロデュースするTMRプロモーションの専務取締役を務めていらっしゃいます。ご出身は那須町。現在は旦那さん(TMR社長)のご実家兼職場でもあるこの地で、充実した毎日をお過ごしのご様子。
もともとバイク好きだった山口さん。TMRプロモーションの社長でもある旦那さん(上写真でバイクに跨っているお方)とご友人の3人でレーシングチーム『TAMITON-R』を結成し、レースに参加していました。
その後、徐々に仲間が増え『㈱TMRプロモーション』として会社を設立したのが2010年の3月になります。
常駐しているスタッフは山口さんを含めて6人。主な仕事はマシン整備や、主催している全日本レースの事務作業など。 それとは別に、一般バイク乗りの方のメンテなどにも対応できます。スタッフの皆さんは近辺の方がほとんどですが、専属ライダーの皆さんは県外にお住まいの方ばかり。
ライダー一本でやっていくのは厳しく普段は別の仕事を抱え、土日のみレーサーとし活躍される方がほとんど。お仕事しながらも日々の筋トレ・肉体造りはかかせません。ちなみに専属ライダーの2人は昨年度チャンプ!また来年は女性のライダーが入ってくるとのこと。うーん楽しみ。
取材にお伺いした日は来週から北海道の日高市でレースがあるとのことで、梱包されたバイクなどありました。国内の場合は、バイクはトラックにてスタッフ自ら現地まで配送します(海外は船を使用)。北海道まで…なんともお疲れ様です。
ちなみに山口さんたちが参戦するレースは、サーキットを走る『ロードレース』と決められた範囲(公道はもちろん、山全体がコースということも)を走行する『エンデューロレース』の2つが主体となっています。エンデューロレースの場合、コースに公道が含まれることもあるので、参戦するバイクにはウインカーやミラー、ナンバープレートなど の装着が必須なんですよ。また、サーキットではない自然を広々と走るので、海外で開催されることが多いんです。
「メキシコでは1周が50kmと、とても広いコースでした。またフロリダは砂漠地帯でした」緑豊かな日本に育った日本人は砂漠に慣れておらず、砂漠レースは苦手とのことです。…鳥取砂丘で練習ですね!
日本でのエンデューロレースは北海道や九州で行われていますが、地域活性化ということを目的として三宅島レースなんてものもあるんですよ。また、冬場以外は使用していないスキー場のゲレンデを使用したコースもあります。
「起伏にとんだスキー場の急な斜面を上がっていくのが面白いんですよ!」コブとかもあるんですかね…?ケガなども多いのですか?とお聞きしたところ、先日の北海道レースで社長が足を骨折した事故以外はとくに無い…とのことです。「コースをキツネが横切ったため」と社長は説明していたようですが、真偽のほどは…???

バイクは450cc~125ccを使用します。大きいのはスピードも出ますが重く、エンデューロの場合山道で倒れると起こすのが大変 です。125ccはスピードこそ無いものの、小回りがきいて倒れても起こすのが楽…と場面によってマシンを使い分けると走り方も変わる のが面白いですね。なので、試合前日のコース散策はとても大切です。
コースを記憶し、障害物や土質・地形・天気。これによりマシンはもちろん、タイヤだって変更しなければなりません。あらゆる状況を想定し、レースに向けて準備します。
山口さんたちは「JEC(Japan Enduro Championship)」を2005年より主催しています。このJECとは、エンデューロレースの全国シリーズのこと。MFJ全日本エンデューロ選手権もこれにあたり、TMRプロモーションの仕事以外にもJECレースについても、申し込みなどの事務作業にも追われる毎日なんです。<br>JECのエンデューロレースは1試合を2日間に渡って行います。そして1年を通してのシリーズ3大会(6ラウンド)の合計成績でランキングを決める方式となっています。手を入れない自然を使用してのレースなので、排気量やタイヤによるダメージなども考えた環境対策も取り入れているんですよ。
山口さんたちは「JEC(Japan Enduro Championship)」を2005年より主催しています。このJECとは、エンデューロレースの全国シリーズのこと。MFJ全日本エンデューロ選手権もこれにあたり、TMRプロモーションの仕事以外にもJECレースについても、申し込みなどの事務作業にも追われる毎日なんです。
JECのエンデューロレースは1試合を2日間に渡って行います。そして1年を通してのシリーズ3大会(6ラウンド)の合計成績でランキングを決める方式となっています。手を入れない自然を使用してのレースなので、排気量やタイヤによるダメージなども考えた環境対策も取り入れているんですよ。
「エンデューロレースの場所によっては車泊もあるんです」と山口さん。
「皆で近くの温泉に立ち寄って入浴したり、外でバーベキューしたり。キャンプのように皆で楽しんでます!」なんとも充実した日々をお過ごしのご様子です。
オフの日についてお聞きしましたが「バイクに乗ってどこかへ~」とのこと。根っからのバイク好きさんでした。

「バイクについて、日本人はあまり良いイメージを持っていない人が多いのですが、栃木県にはせっかくツインリンクもてぎという素晴らしいサーキット場があるので、皆さんぜひ興味を持ってみてください!」
栃木…いや、日本におけるバイク競技への関心を高めていきたいと語って下さった山口さんでした。気になる方は、まずはツインリンクもてぎでレースのドキドキ感を味わってみてください。
矢板の奥地に、世界で戦っている皆さんがいること、恥ずかしながら全く知りませんでした!山口さんをはじめ「バイクが好き!」というTMRの皆さん。明るい社長をはじめとした楽しい方々でした。
これからも楽しいバイクレースライフを満喫していってください!取材ありがとうございました。